ロードバイクで事故。治療費、自賠責保険の話
とりあえず警察は呼ぶ
自転車事故の話その3です。
(この話は私の自転車事故の場合であり、ケースバイケースになりますので参考までに、)

今度は、怪我の治療にかかるお金の話。
自転車で事故を起こした場合、生身の体なので擦過傷、打撲、骨折、します。
怪我は、治療に時間もかかりますし傷跡も残りますので本当にいい事ありません。
どんなに小さな事故でも、事故を起こしたら重要なことが警察を呼ぶ。
警察が発行する‘事故証明書‘がないと保険適用されないので、事故を起こしたら必ず警察に電話しましょう。
治療費はどうする?
対車、バイクの場合は、支払いが ‘自賠責保険‘で賄われます。
自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)とは、自動車損害賠償保障法ですべての車の所有者に加入が義務付けられている損害保険です。
最近では、自転車も保険の義務化が進んでいますが、
自動車ほど国から請求書が届くなど、保険義務付けはありませんので、個別の保険加入が必要になります。
自賠責の補償額
自賠責保険の保険金支払い最高額は被害者1名について死亡、後遺障害3,000万円(常時介護の時は4,000万円)、傷害120万円と決められています。 後遺障害には程度に応じた第1級から第14級までの等級が定められていて、障害に応じた保険金が支払われる仕組みになっています。
保険屋が支払う場合は、本当に大きな事故の場合のみです。(上記以上の自賠責で賄え無い様な額)
ですので、大きな事故以外は保険屋で直接支払うのは、対物の保証のみになります。
自賠責保険の請求も、自転車の事故は全て自分でやらなくてはいけません。
治療費は、加害者(自賠責or保険)が賠償責任を負うことになります。
病院側は、加害者(自賠責or保険)から後から治療費分を回収するのですが、診察を受けた被害者本人に対して治療費を請求します。
ですので、保険適用なしの金額(なぜか200%)を病院で支払います。
事故に慣れている病院なら話は早いのですが、慣れてない所だと面倒で
窓口で「交通事故で自賠責保険の支払いになりますので、全額支払います。」など 説明しないといけません。
保険について、理解が無かったのので、これが大変だった。
事故証明書
事故で体がボロボロなのに、まだまだやること満載。
警察に連絡があり、病院からの全治○月などの ‘診断書‘ が必要とのこと。
自賠責には、事故証明が必要になるので警察に連絡して事故証明書を取得。
自動車安全運転センター と言う別の組織がありまして、請求に1,000円くらいかかったかな、
自動車安全運転センター
https://www.jsdc.or.jp/accident/tabid/119/Default.aspx
治療始まる
病院通いが開始。
治療期間は長めに見るのが、基本です。
病院で完治しました!宣言は自分でします。
宣言をした時点で、治療は終了なので保険適応外になりますので、宣言は慎重に。
後、交通事故の場合、頭を打った場合は症状なくてもMRIは必ず受けましょう。
完治宣言をしたら、病院から‘完治治療証明書‘ をもらいます。
事故証明書と治療証明書が揃ったので、ようやく自賠責保険の請求ができます。
病院通いが長いと、実費の治療費結構かさむので体的も精神的にも辛い時期です。
がんばりましょう。
余談ですが
整形外科の先生が、自転車、オートバイの事故で半身不随なった方は
背骨に触接損傷を受けるのもありますが、多いのがヘルメットが重みで首が左右前後に振られ、衝撃が大きいため首の後ろの神経が悪くなる方が多いそうです。
ロードバイクはヘルメットは軽いので、オートバイよりは軽減されると思いますが、まー怖い話です。
バイク乗りの方は、首のプロテクターした方がいいと思いました。
自賠責の書類
もちろん自賠責の書類も電話して、自分で取り寄せます。
事故証明に自賠責保険の電話番号が書いてあるので早速電話。
自賠責保険は、治療費と休業補償をしてくれます。
治療費は、病院の領収書と治療明細が必要で全額補償してくれます。
休業期間に申請は
会社員の場合は、会社に休業証明を申請、経営者、自営業の場合は自己申告になります。
休業損害は、自賠責に申告して
休業が認められた分の休業補償してくれます。
逆を言うと認められた分しか補償されません。
会社員で 休業損害=1日あたり6,100−¥19,000円(基礎ー限度額)×休業日数 だっかな、
自営業で 前年の確定申告での所得額(収入-必要経費)÷365日×休業日数
確定申告書が必要になります。
巷で、「病院はなるべく行っておけ」 と言うのは、自賠責で休業補償を取るためなんだろうけど
保険は、悪用する人も多いので休業補償の審査は厳しいです。
私の場合は、病院通いで半日潰れても休業扱いはされませんでした。
病院への交通費も請求出来るので、タクシーなど領収書はとっておきましょう。
逆を言うと請求出来るので、通院で体辛い時はタクシー利用した方がいいです。
自賠責保険の請求書の書き方
書き方は、フォーマットがあるので自分で書けます。
相手の自賠責番号、事故証明番号などは必須なので、事故証明に記載してある所を参照にして
基本わからない所は空欄で構いません。
不備があったら、電話かかってきます。

振り込み先の記載もありますので、間違えずに書いて休業補償の審査が終わり次第、振り込まれます。
あー長かった。
少しでも参考になれば幸いです。
事故はいつ起こってもおかしくないので、気をつけたいですね。 自賠責関係は、不明な事が多いですが自分で出来ます。 示談の話で参考になりそうな事があれば後日書きたいと思いますが、ロードバイクの事故の話はとりあえず以上です。 何かの参考になれば幸いです。 良い旅を! その他事故関係ページ ロードバイク事故その1 ロードバイク事故その2