土井雪広の世界で戦うためのロードバイクトレーニング レビュー
長い階段
土井雪広さんはいつの間にかGCN顔になっていて、ドイちゃんの方が馴染み深いと思いますが、個人的にこの本は良書なので再度読み返しました。
トレーニングは、いつか天井にぶつかり、立ち止まる。
天井を破って上にいく者もいれば、そこまでだと立ち止まる者、限界を決めるのは自分なので自分との戦い。
生まれ持った身体的、技術的な才を持つ差はあれど、階段を一歩づつ登っていけば上っていけば誰でも強くなれる。
負荷の掛け方
負荷の掛け方、 トレーニングプログラムを作成する際には、自分の目標や体力レベルに合わせて適切なボリュームやインテンシティを設定することが重要。
強い負荷を体にかけ、回復させるサイクル を繰り返す事にで体が順応していく
いわゆる漸進性(ぜんしんせい)の原則ですな。
普通のトレーニングはいいけど、リミッター外す負荷の掛け方は、ホビーサイクリストには難しい。
本書では、レースでリミッターを外す事をおすすめしています。
恐らく人それぞれなので、自分に合ったリミッターの外し方をした方が良さそう。
大きい負荷をかけて、回復に成功したら、効果は大きくなる。 オーバートレーニングにならなければって話ね(・Д・)
回復とTSS700
また、本の中では栄養摂取や体のケアについても話されています。適切な栄養摂取や十分な睡眠、マッサージなどは、トレーニングの成果を最大限に引き出すために必須の要素です。広は、バランスの取れた食事や十分な休息をとることが、トレーニング効果を高めると強調しています。
面白かったのはTSSの話で、休息はTSS700を目安にとるといいという事。
根拠は乏しいですが、実例を挙げて説明が書かれていたので、回復を含めてトレーニング と考えると恐らく守った方が得策ではなかろうか(・Д・)
しかし、ボビーレーサーは仕事などの仕事ストレス SSS(仕事ストレススコア)があるので、自分の体に聞いてみた方が良さそうね。
その他、機材の選び方 フレームを選ぶのは手足の長さで選んだ方がいいなど、マニアには面白いことが書かれてありました。
最後に、今日の終わりでは競技に向けた戦いやメンタルトレーニングについても取り上げられています。自分の目標に向かって努力を続けるためには、強い意志とポジティブな考え方が必要です。競技においてもメンタルの強さが重要であり、そのためのトレーニング方法も紹介しています。
とりあえず、ベースを作って高強度して、ベース作って高強度の繰り返し。
1クール1セッション少しづつ強くなりましょう。
以上が、土井雪広のロードバイクトレーニング本の大まかな内容です。
本書の中では、基礎知識から具体的なトレーニング方法、栄養摂取やメンタル面のケアに至るまで、幅広い情報が提供されております、今まで読んだ自転車本の中で1番好きな本。
最後の言葉が1番好きだ、あなたはなぜ走る?